最近インド料理でブームになっている”ビリヤニ”ってご存知ですか?薫り高いインドの長粒米・バスマティライスと、スパイシーなカレーを鍋の中に何層にも重ね、じっくり蒸し上げた手間ひまかかったイスラム料理です。
さて、このビリヤニですが、具のバリエーションがいくつかあってポピュラーな骨付チキンや、現地で人気の高いヤギマトンがゴロゴロ入っていますので、食べ方に注意が必要です!現地の人がビリヤニを食すのに、フォークやスプーンを使う人はいません!
食事の作法として、不浄な左手は使わず、神聖な右手で食す・・・そう、手食(てしょく)です!!器用に肉を骨から取り外し、パラパラのライスと肉を握りしめ、おもむろに口に運びます。人差し指・中指・薬指の3本で食べ物をすくい、親指を上手に使って口にライスを運んだら至福の味がお口いっぱいに広がります!ビリヤニには、塩味ヨーグルトに刻んだキューリや玉ねぎが入った”ライタ”と呼ばれるソースが必ずついてきますが、途中これをビリヤニに混ぜ込み、口に運べば先ほどまで鼻に爽やかに抜けていた味の変化を楽しみながらビリヤニを頂きます。もちろん、日本の方はフォークとスプーンを使って食べて下さい!!バスマティ米がふんわりソフトな食感で、ペロリと食べてしまいます。
